「最近、噛みにくい気がする」「顎がカクカク音がする」「なぜか肩や首がこる」――そんな“曖昧な不調”に心当たりはありませんか?
こうした症状の背景には、「かみ合わせの乱れ」や「顎のズレ」といった目に見えにくい問題が潜んでいることがあります。
アールクリニックでは、こうした見逃されがちな不調の原因に、医学的・科学的アプローチで迫る「総合診断」を導入しています。
治療の成否は、診断で決まる――その信念のもと、6つの視点から噛み合わせを徹底的に解析します。
1. 「噛む力」「ズレ」「筋肉の緊張」を“見える化”する、6つの診査資料
かみ合わせは、単に歯の接触の問題ではなく、顎の動き、筋肉の状態、姿勢など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。
そこで私たちは、以下の6つの診査資料を収集し、「なんとなくの不調」を科学的に可視化します。
① 医療面接・顔貌/口腔内の診査(写真資料)
まずは、患者さんの主訴や既往歴を丁寧にヒアリングし、お顔や口腔内、全身姿勢の写真を撮影。
これにより、顎の左右差、表情筋の使い方、頭部の傾きといった「全体のバランス」が把握できます。
② 模型診査(印象・咬合採得、咬合器への装着)
歯型の印象を取り、咬合器に模型を装着して診査します。
咬頭干渉やガイドの異常、噛み合わせのズレなどを模型上で精密に確認できます。
③ X線・画像診査(パノラマ・セファロ・CTなど)
骨格の傾向や歯の位置関係を把握するために、セファロ・パノラマX線・顎関節の撮影・CTを行います。
骨格分類(ClassⅠ〜Ⅲ)、上下顎の前後的関係、咬合平面の傾きなどを分析し、将来的な変化も予測します。
④ 顎機能検査(CADIAX)
「顎はどう動いているか?」を正確に把握するため、顎運動記録装置「CADIAX」で機能診査を行います。
関節円板の動き、開閉口時のズレ、滑走運動の滑らかさなどがデータとして可視化されます。
⑤ 筋触診(咀嚼筋・側頭筋の緊張を確認)
咀嚼に関わる筋肉(咬筋、側頭筋など)を触診し、左右の緊張度やコリの有無を評価します。
噛み癖や食いしばりの影響を把握するうえで、欠かせない診査です。
⑥ BruxChecker(歯ぎしりパターンの視覚化)
就寝時の歯ぎしりや食いしばりを特殊なフィルムで調べ、どの歯がどのように接触しているかを確認します。
無意識下での噛み締めが、歯や顎、筋肉に与える負担を客観的に見せることができます。
2. 「見た目」だけじゃない。“動き”を診るからこそわかる本当のズレ
たとえ歯が整って見えても、顎の動きや筋肉のバランスが乱れていれば、不調は続きます。
特に、CADIAXによる顎機能検査では、通常では捉えきれない「開口時の偏位」や「左右の滑走量の差」などが明らかになります。
顎関節の動きに制限があると、無意識に筋肉が代償してしまい、首・肩のこりや偏頭痛といった全身症状を引き起こすことも。
「噛める=健康」とは限らない。だからこそ、“噛む動き”まで診ることが重要なのです。
3. 「症状」だけでは見えてこない、“本当の原因”を突き止める
例えば、「右の顎が痛い」という患者さんの訴え。実際に調べてみると、左の咬合干渉が原因だったというケースもあります。
つまり、症状の出ている場所が“原因の場所”とは限らないということです。
アールクリニックでは、主訴にとらわれず、全体の構造と動きを解析し、真の原因をプロブレムリストとして抽出します。
この“引き算の思考”が、無駄のない治療計画へとつながるのです。
4. 治療の精度は、「診断の精度」で決まる
どんなに高度な治療法も、診断がズレていれば効果は半減します。
アールクリニックでは、取得した各種資料を共通フォーマットで記録し、分析。
担当医だけでなく、複数の視点で評価・考察することで、ブレのない診断を可能にしています。
また、術前・術後の写真や咬合器上の変化を比較することで、患者さん自身も「どう改善されたのか」が実感しやすくなります。
5. “噛む”を整えることは、“人生の質”を整えること
かみ合わせは、見た目や食事だけでなく、呼吸、姿勢、発声、睡眠の質にまで影響を及ぼします。
私たちは、歯の治療を通して、患者さんの人生そのものに関わっている――そう考えています。
だからこそ、診断には手間も時間も惜しみません。
あなたの「今の噛み合わせ」が将来どんな影響をもたらすのか。
その答えを、“データ”と“経験”の両面から導き出します。
最後に:その不調、我慢しないで。“噛む”を科学する診断を体験してみませんか?
「ずっと気になっているけど、歯医者に行くほどではない気がする」
そんな風に思っている方こそ、ぜひ一度、山口県宇部市の歯科・矯正歯科アールクリニックの総合診断を受けてみてください。
原因がわかれば、きっと未来が変わります。
私たちと一緒に、“噛むことの本質”からあなたの健康を整えていきましょう。