こんにちは、山口県宇部市の歯科･矯正歯科アールクリニックの歯科医師･院長の折田です。今日は、美しいスマイルづくりをテーマにした「Eライン」について語らせていただきます。

人は相手のどのような顔を見ているのでしょうか。一対一で話をしているときなら、やはり正面から顔を見る場合が多いでしょう。しかし相手は、話すときだけあなたを見ているわけではありません。誰かを思い出すときにその人の横顔、つまりシルエットが目に浮かんできませんか。あなたも知らないうちに、シルエットを見つめられています。人間の顔は立体ですから、横や斜めからの視点がたくさんあります。それだけ見られる機会が多いのです。正面からの顔よりはるかに、シルエットがその人の印象を決めるといっても大げさではありません。にも関わらず、鏡で見るのは自分の正面だけ、という人も多いのではないでしょうか。これからはぜひ、横顔も頻繁に確かめてみてください。

横顔のセルフチェックに役立つのが、「Eライン」です。

Eラインとは「エステティックライン」の略称で、横顔（側貌）の鼻の先端とあごの先端とを結んだときに想定される架空のラインを指します。これは横顔の美しさや調和を評価する指標のひとつとして活用されるようになりました。日本人の場合は、「上下の唇の先端が、Eラインの線上にちょうど接する」という状態までが美しいとされています。言い換えれば上下の唇の先端が、Eラインより前に出ないほうが望ましいのです。

Eラインを簡単に調べたいときは、鼻先と顎先が触れるように指をおいてみましょう。もし唇が押されるような気がしたり、唇には触れているのに鼻先や顎先が触れなかったりしたなら、美しいとされるシルエットよりは口元が出ていることになります。

もしもその原因が歯並びにあるなら、考えられる状況は、主に出っ歯（上顎前突）、受け口（下顎前突･反対咬合）、上下顎前突などの不正咬合です。歯列矯正で正常咬合に治すとEラインが整い、横顔の印象が激変したケースも数多くあります。

アールクリニックではただ歯をきれいに並べるだけではなく、生涯の健康につながる、そしてスマイルをプロデュースする矯正歯科治療を行っております。