Mouthpiece Orthodontic

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、ワイヤー型の矯正装置と異なる治療方法で、プラスチックのマウスピースフィルムを7日から10日毎に交換装着して歯列矯正を行う方法です。「痛みが少ない」「目立たない」「取り外し可能」というメリットがある一方、患者さん自身で装着の管理を行わなくてはならないことや治療方針の制約などデメリットもあります。当院のマウスピース矯正は「インビザライン」「インハウスアライナー」というマウスピース矯正装置による治療を患者様にご提供しております。


インビザラインと

インハウスアライナーの

違いとは?

インビザラインとは

日本では現在、様々な種類のマウスピース矯正がありますが、世界的に圧倒的シェアを確保しているのがインビザラインです。透明に近く目立ちにくい、取り外しが可能な新しいアプローチの歯科矯正インビザラインは、世界で1200万人(2022年2月時点)を超える患者さんがインビザラインによる治療を受けられています。


インビザラインの作製は、まず口腔内スキャナーで撮影したデータから3Dモデルを作製します。そして、それぞれの歯を正しい位置に並べ直すことで、矯正治療の完成予想図(セットアップ)を作ります。インビザラインはクリンチェックと呼ばれるソフトにより、治療に必要なマウスピースの量が計算され、何十枚というマウスピースが作られるのです。



当院ではアライン社純正の口腔内スキャナー「iTero Element 5D Plus」を導入しており、患者さんのお口のなか(歯列)の3Dスキャンデータを正確に採取でき、正確にフィットするマウスピースを作製できるシステムがあります。また、患者さんのPVS印象(シリコン素材による歯型)の苦痛軽減、近赤外光画像(NIRI)技術による包括的な予防や補綴治療のオーラルケア(う蝕の発見をサポート)、マウスピースの発注から納期までの期間を短縮というメリットもあり、インビザラインにはとても有利な口腔内スキャナーといえます。


マウスピースの維持力を良くするため歯につける突起であるアタッチメントを設置後、いよいよインビザラインによる治療が開始します。インビザラインは1日20時間の装着になります。食事、歯磨き以外は、ほぼ装着するスタイルです。そして、決まった予定日にマウスピースを交換していきます。ある程度のマウスピースは先に渡してしまいますので、治療が上手くいくかは患者さんのコンプライアンス(指示通りの使用)がキーポイントになります。自分でマウスピースを交換することで歯が動いているのがわかる楽しさをぜひ実感してください。


インハウスアライナーとは?

インハウスアライナーとは、歯科医院内で製作する歯列矯正用のマウスピースのことです。インビザラインの場合、スキャンしたデータをアライン・テクノロジー社へ送付し、マウスピース矯正を作成するという流れです。そのため、インビザラインの場合、データやマウスピース矯正の発送に時間がかかるため、矯正治療が始まるのが数か月後からです。しかし、インハウスアライナーの場合、すぐにマウスピースが作成できるので、インビザラインよりも早く矯正治療を行うことができます。ただ、インハウスアライナーを行うには、歯科医院に光学スキャナー、シュミレーションソフト、3Dプリンターなどが必要となるため、多額な設備投資が必要になります。そのため、インハウスアライナーを取り入れている歯科医院はまだ少ないのが現状です。


インハウスアライナー

のメリット

1. インビザラインと比べると価格が安い

インビザラインと比べるとマウスピース矯正の原価が安くなります。そのため、マウスピース矯正治療の費用もインビザラインに比べると安くなります。

2. すぐに矯正治療を開始できる

インビザラインの場合、お口をスキャンしてからマウスピース型矯正装置が届くのに1~2ヶ月ほどかかります。しかし、インハウスアライナーの場合、最短で翌日にはマウスピース装置が完成してしまいます。そのため、早く矯正治療を始めたい人におすすめです。

3. 細かい歯の動きに合わせられる

インビザラインの場合、すべてのマウスピースが、一度で全部製作されます。そのため、少しずれると再作成になり、矯正治療時間が長くなってしまうことがあります。しかし、インハウスアライナーの場合、来院した際にお口のスキャンし、マウスピースを作製するので、歯の動きに細かく対応できます。


インハウスアライナー

のデメリット

1. 軽度なケースにしか対応できない

インハウスアライナーは、1年前後で治療が終わる軽度な症例が対象となります。

2. スキャンの回数が多い

インハウスアライナー場合、歯の動きに合わせてマウスピースを作成していくので、お口をスキャンする回数が多くなってしまいます。そのため、お口の中のスキャンが苦手な方には向いていません。


費用について

※金額は税込です。

<治療開始前>

初診カウンセリング

無料

 <治療開始前>

精密検査・診断料

 55,000円

<マウスピース矯正>

インビザライン

825,000円

~891,000円


※この中には、装置料、毎月の調整料、保定装置料を含みます。ただし、抜歯(永久歯・親知らず)、歯科矯正用アンカースクリュー等の料金は含みません。治療終了後は保定観察料が別途かかります。


まとめ1.

マウスピース矯正のメリット

1. 目立たない

透明なマウスピースなら目立つことはありません。1m以上離れた状態で、マウスピースが入っていることを確認するのは、医療関係者でもない限り困難です。

2. マウスピースを外して食事ができる

マウスピース矯正なら、治療中も食事をしっかり味わうことができます。食後のケアも、歯磨きだけでなくマウスピース自体も簡単にお掃除ができます。

3. 痛みが少ない

歯が動く際の最初の痛みに関してはワイヤー装置と同じです。しかし、その後の痛みに関しては少ない傾向にあります。マウスピース自体はなめらかなフォルムですから、口内炎などができる心配はありません。

4. 虫歯になりにくい

食生活に関して保護者からの管理が離れる中学生以降のお子さんの矯正治療への心配としては、虫歯のリスクがあげられます。ワイヤー装置でキレイな歯並びになっても、多くの虫歯も同時にできてしまうと残念な結果に終わります。マウスピース矯正の場合は、いつもと変わらない歯磨きで大丈夫です。デンタルフロスも通せます。さらに矯正治療中も問題なく虫歯治療ができます。


まとめ2.

マウスピース矯正の注意点

1. 何よりも装着時間が重要

「取り外せる」ということは、最大のメリットであり、デメリットでもあります。規定の装着時間よりも少ない場合は、治療途中でアンフィットと呼ばれる、マウスピースが合わなくなるという現象が生じます。その場合は、リファインメント(治療修正)を行い、マウスピースを追加発注し、軌道修正を行いますが、治療期間が延びてしまいます。

2. 他の装置を併用することがある

主に抜歯が必要なほどの歯の重なりが大きな場合や骨格自体のズレの矯正を必要とするケースに対しては、マウスピース矯正単独での治療が困難な場合があります。

3. 知識・経験値の高いドクター選びが大切

日本での矯正装置の主流はまだまだワイヤー型装置です。メニューとしてはマウスピース矯正はあっても、実際はほとんど行っていないという歯科医院も多いです。それはマウスピース矯正での矯正治療は従来の治療法とは異なる技術、知識が必要となるからです。マウスピース矯正は、ドクターによって適応範囲や治療結果が大きく異なります。

4. 日本の薬機法適応外

マウスピース矯正は、国内外で製作されたものを問わず日本国の薬機法(旧薬事法)上の医療機器には該当せず、医薬品副作用被害救済制度の対象外になっています。マウスピースの材料自体にアレルギーなどの問題は出ていませんが、歯科医師が個々の判断で責任をもって患者さんに使用しているということになります。


マウスピース矯正

YouTube企画

当院のYouTubeチャンネルでもマウスピース矯正についての動画がございますので、ぜひご視聴ください。



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